鬼を退治し、殺人事件が解決して。
次に来たのはさぁ何処だ。

はい、羅生門です。
小説家の芥川龍之介が1915年に初刊を出した代表作ではなく、小説のモデルであり平安時代に実際にあった建物「羅城門」でもなく、岡山県新見市にある自然物。
元々鍾乳洞だった場所が一部を除いて崩落した結果、巨大なアーチが完成した半人工半天然の造形物で、国指定天然記念物にもなっているものです。
こちらの羅生門、Googleマップ他、様々なブログ、媒体などで落石などの危険がある為、数年前から入場制限が掛かっている旨の記述があります。
また、新見市のサイトでも『平成29年8月、平成30年6月に発生しました落石・落木および平成30年7月豪雨の影響などで、一部立入禁止にしています』という記載があり、2024年の秋に行われたガイドツアーではこちらも「立ち入り禁止区域への」という文言があったので、少なくとも去年までは立ち入り禁止が解除されていない筈です。

ただ、4月13日現在で、4月20日と27日の2日間に羅生門ガイドツアーが開催される予定になっており、去年の段階で立ち入り許可が下りている写真の第一門より奥への立ち入り禁止制限の旨を記載する物が何処にも見当たらないので、もしかしたら第二から第四門へ行くのも今では可能になっているのかもしれません。
物が無い以上は「行って良し」と判断できますし、恐らく大丈夫じゃないかとも思いますが、どちらにせよ第一門の近くには「第一門より奥に行く場合はヘルメットの着用をしてください」と書かれたロッカーがあったりと、やはり自然相手なのでいつ何が起きるのかは誰にも予想できません。
仮に第一門よりも奥へ行こうと考えている方がいらっしゃるなら、念の為に制限が解除されているかどうかの確認をするのと、次回行われるガイドツアーに合わせて現地を訪れるのが良いのではないかと考えます。

羅生門自体、駐車場はありますし保存会なる組織もあってある程度人の手が入った場所ではありますが、それでもGoogleマップ上で24時間営業と書かれている通り徹底した管理が行われている場所では決して無いので、勝手に行って勝手に入って何かしらの事故に巻き込まれた場合は、自己責任かつ非常に怒られる事は目に見えています。
ここ数年よく見聞きする「ヒヤリハット」でも言われている危ない目はしっかり排除して行動しましょう。
因みに、今回のタイトルは『羅生門』の出だしです。

GW中、自分でも驚く程にテレビを見ていなかった事を休み明けのニュースを見て自覚しましたが、GW前から様々な事故がおきていたようです。
高速道路での車両炎上、脱輪で2階の高さまで跳ね上がったタイヤ。
脱輪に関して言えば特に北海道が多かったみたいですが、どうもこの話題になると特に北海道、ないしは東北の地域が名前として上がるパターンが多いです。
恐らく、というか十中八九、スタッドレスへの交換が多い地域という点が原因なのでしょうが、その中でもニュースとして出るのはディーラーなどを通さず自分や知人に作業してもらっている場合が多い印象。
最近では中型以上の車両でも、会社内でそれを請け負っている部署や社員が作業しているパターンも増えていますが、やはりニュースになっていないだけでタイヤメーカー自身が運営しているタイヤショップの作業でも脱輪事故は毎年発生しています。
一昨年でも、11月時点で既に5件発生していたなどの話も聞いていますので、自分でやるから絶対に悪い、ディーラーだから100%安全、という訳でも無い話です。
最終的には、何処の誰にやって貰おうが万が一にも脱輪は起きる事を前提とし、運転前後で違和感を感じる、異音、ハンドルのブレなどいち早く何かしらの予兆をキャッチして素早く対応していくのが肝要となってきます。
ずっと運転していると、その車の不調などを察知し難いですが、こういう機会に見直してみるのも必要では無いでしょうか。
それではよい一週間を。