なんか教科書で見た人

京都の話が一回飛んで。戻ってきました京都の旅。

楽しいカッコ?の京都旅行2日目にして最終日。

ホテルを後にして1度京都駅に行き、邪魔な旅行カバンをコインロッカーに預けて。

さてここは何処でしょう。

六波羅蜜寺です。

真言宗智山派 補陀洛山 六波羅蜜寺は十一面観世音菩薩を本尊とし、空也上人によって創建されたお寺になります。

六波羅、というとなかなか聞きなれない名称ですが、六波羅は京都市東山区の古い地名であり、鴨川東岸、五条通から七条通にかけての一帯を指すもの。

歴史的に有名なもので言えば、当時の鎌倉幕府が承久の乱の後に京都を監視する目的で創設した組織の通称、六波羅探題が挙げられます。

また「空也上人って誰や?」と思われる人が大多数だとは思いますが、

教科書にも載っているこの人。

口に変な形の煙草か煙管かよく分からない物を加えてる変な人、で記憶している方もいらっしゃるのではないかと思われるこちらの方が空也上人です。

見た覚えすら無い、という方は歴史or日本史がお好きでは無いんですね多分。

この空也上人、具体的に何をした人かと言えば、平安時代当時、全国のお坊さんの中で初めて称名念仏、つまり「南無阿弥陀仏」を唱えた人。

更には空也上人が南無阿弥陀仏と唱えるとその6文字がそれぞれ阿弥陀如来の姿に変わった伝説が言い伝えられており、それが重要文化財であり六波羅蜜寺の寺宝である上の画像、空也上人立像となっています。

岡山の価値観で言えば、ご本尊ではなく創建した人物そのものが重要文化財や国宝になるのは非常に珍しい話ですが、当然こちらのお寺ではこの他にも同じく教科書にも載っている平清盛坐像などの文化財が保管されています。

東寺や三十三間堂の様なスケール的な凄さは流石にありませんが、それでも重要文化財に指定される程の物を間近でじっくり見る機会もそうありませんので、宜しければどうぞ。

ドリフト族ってまだ活動しているんですね。

なんて事を思う今日この頃。

以前にも公園内の芝生に車で侵入して8の字にドリフト走行して逮捕されたニュースがありましたが、栃木県にある大谷資料館という採掘場跡地を当時実際に使われていた道具などの資料と共に展示している施設、また日本遺産にも登録された場所の駐車場でドリフト走行をした車がいるそうです。

今回の場合、芝生ではないので駐車場のアスファルトを剥がして張り直すだけで復旧作業そのものは比較的簡単ですが、それでも費用は200万~の大事。

やった本人は楽しかったのかもしれませんが、やられた後始末をする側からすれば堪ったものではありません。

また、タイヤショップ視点でも、わざわざタイヤの寿命をゴリゴリ削って費用が掛かるだけの行為を好き好んでやるのはどうかとも思いますし、ドリフトの距離や車の種類にもよりますが、1年持つ筈の溝がこの1回だけで終了、更に扁平率の低いスポーツタイプなどでは普通車用の物とは桁違いの金額になります。

誰にも迷惑にならない、それこそそういった事をするイベントなどの場所が前提で、そもそも捨てる様なレベルで摩耗が進んでいるタイヤならば惜しくも無いですし楽しいで終わりますが、そうでないなら当然そうでは終わらない訳で。

人様に「大人になれよ」なんて事を言える程、出来上がった人間ではありませんが、もう少し真っ当に考えた行動をして欲しいと思います。

それではよい一週間を。