今年は毛色ならぬ景色が変わるかも、という話

北海道で雪が積もり、紅葉が遅れて今が見頃になり、東京では季節外れの夏日で桜が咲き、薔薇は猛暑で発育が上手くいかず小ぶりな花を咲かせる。

全国的に関東から北海道にかけての広い範囲で季節が入り乱れるおかしな状態が発生しているそうです。

また、桜の開花に関しては東京のみならず山口県の下関や津山市でも確認されているようで、話題に上がっていないだけでかなり広い範囲でそういった状態が見られるのではないかと考えられます。

季節外れ、という程では無いですが、そういう話を見聞きすれば確かに近所の彼岸花が他の所よりもやや遅く咲いたり、色付きが悪いものが多かったりと身の回りでも例年とは少し違う光景が目に付きます。

もしかしたら今年の冬はやや勝手の違う季節になるかもしれません。

季節商品は難しい。

というのはそういった商品を扱う、その影響を受ける業種であれば当然の話です。

食品関係はもちろん、観光業は言うに及ばず、タイヤ業界もその例外ではありません。

近年、季節の予想、気候の予測が立ち難い事案が多く見受けられます。

去年は早い段階でスタッドレスタイヤの囲い込みと奪い合いが発生し、地域ごとの需要とバランスがかなり危ない状況でした。

結局、余剰を多く抱え込んだ地域が今年に入って在庫を放出する形になりある程度落ち着きを見せましたが、今年は更に難しい状況に陥るかもしれません。

無意味に不安を煽るのも余り良い事ではありませんが、今後の気温や積雪などの具合によって急激なスタッドレス需要が発生する可能性も十分に考えられ、需要過多に陥る可能性も考えられます。

仮に今の段階でレジャーなどを考えている方は、早めに購入するか、積雪が見込まれる地域への移動は自粛した方が良いかもしれません。

その点に付いては個人の領分ですので、各個人で判断されるべき話です。

けれど決断はお早めに。

それではよい一週間を。