出没注意、留意

熊です。

もとい、あじさい寺こと大聖寺です。

こちらのお寺は「あじさい寺」を自称されている通り、境内で7月に紫陽花を見物できるお寺。

それに合わせて「あじさい祭り」を毎年開催し、結構な数の方が訪れる場所。

なんですが。

はい、熊です。

山中ですので当たり前に熊自体は居ましたが、どうもコロナ禍前から熊が出没するようになっており、今現在話題になっている人が喰われる被害こそ出ていませんが、3年前程には境内で熊に遭遇した参拝客が怪我をしたとの事でお寺と客の間でひと悶着あったようです。

そういった経緯から最初の画像の先にある本殿、3枚目の先にある紫陽花園、↑の写真の先にある多宝塔への道は全て封鎖されています。

また、これらの道を上がった先には奥の院があるそうですが、こちらはルート上が完全に熊の巣窟とかしているらしく当然立ち入り禁止です。

因みに、参拝した当日にも熊が出ていたそうで、朝方は日当たりの良い多宝塔の前が定位置になっているとの事。

お寺正面にあるこちらの木は「名木百選大聖寺のイチョウ」とも呼ばれるもので、あの小説『宮本武蔵』で幼少期の武蔵が括り付けられ吊るされた千年杉のモデルになった木なのだそう。

大聖寺の駐車場は本堂などから少し離れた位置にあり、駐車場側の坂の上には大聖寺 不動尊堂と呼ばれるお堂もあります。

こちらには不動明王像が安置されていますが拝見自体はできません。

言ってしまえばそれだけの場所ですので、行かないという選択肢もでてきますが、折角の参拝ですし行ってみても良いのではないでしょうか。

廃タイヤはその先どうなるのか。

この辺りの話は折を見て何度か触れていますが、行先は様々です。

よくあるのが、焼却処分。

処分、と言ってもタイヤの姿のまま燃やしてしまうのではなく、中に入っているワイヤーなど廃材を取り除き、チップという形に加工した上で、火力を出す為の燃料として利用するもの。

最近増えているのが、再利用。

更新、再生、更生、リトレッドなど様々な言い方をされますが、新品から使い古したタイヤを一度引き取り、検査や加工を施した上で接地する面を削り取って新しいゴムを張り付けて使用するもの。

そして、こちらも近年話題になっているのが、バックや財布といった製品への転用です。

この話で出てくるのはSEALという企業ですが、2007年創設と比較的新しい企業で、その頃から廃材を利用した商品を開発、販売しているようです。

今回記事になっているものも普通のバックではありますが、高い防水性と、廃タイヤチューブの表面を上手く模様として活用したデザインとなっている物。

エコが騒がれるようになって早数十年。

その間に様々な取り組みがされて、失敗と成功を繰り返しています。

今回の製品もどういう反響があるんでしょうか。

それではよい一週間を。