どっちが先か、の哲学ではありません。
さる、と言っても先月の22日(日)の話ですが、岡山県を飛び出して兵庫県は相生まで行ってきました。
目的の場所は相生港。その港内にある野瀬(のせ)埠頭です。
知らない人からすれば全く聞き覚えが無い上になかなか聞かない音で一瞬混乱しますが、この埠頭は釣りスポットとして有名なようで、野瀬埠頭と検索をかけるとタイミング次第ではあるでしょうが「釣果」と「ヒラメ」がトップで出てきます。
実際、当日は8時過ぎに現場に到着しましたが、既に30人程の釣り人が集結して竿を下ろしている状態。
釣れるのかどうかは全く知りませんが、人気であるのは間違いないでしょう。
さて。
今回のメインは釣り、ではなく、野瀬埠頭で開催されたイベントです。

掃海艇「あおしま」体験航海&特別見学・一般公開です。
今年は記事がありませんが、去年まではイベントの一週間前にはニュースとして情報が掲載されています。
掃海艇とは、読んで字の如く、海を掃除する艦艇であり、主な任務は海中に仕掛けられた機雷の発見とそれの除去であり、船舶の航行を安全に行う為には必要不可欠な船になります。

「あおしま」は海上自衛隊の保有する中型掃海艇「すがしま型」の9番艇であり、就航は平成13年、製造は旧ユニバーサル造船株式会社。
ユニバーサル造船ではあおしまを含めすがしま型の同型艦が5隻、その他にもひらしま型、えしま型、ましゅう型補給艦2番艦おうみ、ひうち型多用途支援艦、南極観測船・砕氷船2代目しらせなどを造船していたそうです。

あおしまのメインである機雷除去に使用されるJM61-M 20mm機関砲。俗にバルカン、ガトリング砲と呼ばれる物。

写真だと分かり難いですが、20mm、銃口が2cmなので大人の親指より一回り二回り大きい弾を毎分400~500発の速度で発射します。

フランスECA社製、遠隔操作無人潜水機「PAP-104 Mk.5」。

潜水機が実際にどう作業しているのかを表現したミニチュアもあります。

どこまでブログに掲載して良いのかの判断ができないので、出しませんが船内の廊下を通って操舵室の見学もできました。
この他にも前日の土曜日には体験航海が行われ、イベント期間中は兵庫県民限定ですが、自衛隊員の付き添いで船内の見学ができるとの事。日曜日にも数名の特別見学者が複数人居ました。

で、今更なお話ですが、何が卵で鶏か、と言われればこちらのイベントのメインはどちら?という話。
まぁ、言うまでも無くあおしまがメインですが、このイベントでは複数のキッチンカーなどがあり、12時過ぎまで居ましたがそれなりの人数が訪れていてもそこまで軒を連ねたテントが盛況だったかと問われるとやや疑問を覚える状況。
ほぼほぼ「あおしま見に来た」から「凄かったね、じゃ、帰ろうか」みたいな右から左、とまでは流石に言いませんが、なかなかお財布の紐的にはしわいかなという印象でした。
こんなご時世ですし、仕方が無いかなとも思いますが、折角のイベントなのでもっと盛り上がれ!!とも思いますね。

浅川商会のブログウォッチャーの方、が居るのかどうかは分かりませんが、兎にも角にもそんな方には最早お馴染みではないかと思われる「北海道」と「タイヤ」がタイトルに並ぶ記事。
チラ見して単語だけ拾った際に「あぁ、また脱輪とかバーストとかそういうやつかぁ」と思いましたが、陥没です。
最近流行り、なんて言い方をしたくない話ではありますが、近年徐々に増え、今年に入って埼玉県の陥没死亡事故を皮切りに全国各地で発生、或いは報じられるようになった陥没事故の話だったようで。
実際にそういう記事が多いのも原因ですが北海道に対して「なんだまたか」的な反応をしてしまった事に大変申し訳なく思います。
さて、そんな軽いジャブでお茶を濁しつつ、6日程前に茨城県警の公式SNSで県内で横行している過積載と整備不良を厳しく取り締まる、といった旨の投稿がされていたそうです。
今回の投稿では、過積載+タイヤの溝が1mmも無い整備不良の車を検挙したとの文言もあったようで、溝が無い、という事は恐らくタイヤの中にあるワイヤーが露出しているレベルの摩耗が起きているタイヤだったのではないかと予想できます。
言うまでもなく、過積載はブレーキ性能を著しく下げ、高速運転中の事故を引き起こしかねないもので急ブレーキや急ハンドルといった「咄嗟の行動をしない」状態ならばまだ良いですが、非常に危険な状態である事に変わりはありません。
また、タイヤに対する負担も倍増して寿命を縮めるのは勿論、疑似的に空気圧が足りていない状態になってタイヤ側面を削ってしまう危険、慢性的にその状態が続けば、整備不良以前にバーストする危険すら伴うものです。
昨今の運送業界の傾向を見るに、法律改正による運行時間の制限や経費などの負担が増える中で上がらない運賃など不利かつ不健全な状態が目立つので過積載にならざるを得ない面もありますが、事件事故が発生した際にそれは言い訳にはなりません。
出来る限り密なメンテナンスを心掛ける。
タイヤに関してはこれを徹底するのが一番です。
皆様もお気を付けください。
それではよい一週間を。