奉納たたら製鉄

待ちに待ったかどうかはさて置いて。

やってきました刀剣制作当日。

2回に分けて行われる工程の内、この日2月1日は吉井川上流で集めた砂鉄を玉鋼に精鉄する回。

という事で、今回の企画を立ち上げた氏子総会と地元民、そして今回の件で協賛金や人員を動員などで協力した平林金属の関係者などが集まり、今日の為に組まれたたたら場で砂鉄と炭を交互に入れていきます。

宮司、平林金属代表、氏子代表と続き、そこからは地元民や平林金属社員の方でそれぞれ作業を続けていきます。

作業工程はある程度の時間が掛かり、入れれば入れるだけ中に塊が発生するのでその都度中にある鉄の塊「鉧(ケラ)」を取り出し、作業を続けていきます。

この鉧は濃度の高い鋼、刀剣を作る際に必須となる「玉鋼」と不純物が混ざった状態の物になっており、これを叩いて余分を削り、玉鋼だけにする訳です。

さて。

イベントらしいイベント、特にテレビや新聞といった取材陣が訪れる、そんな催しものとなっている今回の行事。

それがただ皆で窯の中に鉄入れて溶かして入れて溶かしての繰り返しで終わる訳はなく。

むしろそれだけで終わるのはどうなの?と言われかねない行事ですので、当然、これだけではありません。

という事で、イベントその1。

倉敷天領太鼓の太鼓演奏。

72年に発足され、倉敷を拠点に54年活動を続ける太鼓演奏グループ。

拠点、という事もあり倉敷での公演が多いですが、県内外、国内外、様々な場所で演奏を披露しているそうです。

よく見るものでは倉敷美観地区の隣にあるアイビースクエアでの演奏。

その他、倉敷市内のイベントや県外などで独自の演奏会を開いていたりとかなり精力的に活動されているグループです。

続けて、イベントその2。

備中神楽の奉納演武。

岡山県内で伝承される郷土芸能、国指定重要無形民俗文化財にもされている御神楽であり、元々は荒神に対し神職のみが行っていたものに、古事記などを参考にしてそこに能や歌舞伎など演芸のエッセンスを加えて今の形になったとの事。

演目は刀鍛冶にも縁深い『須佐之男命大蛇退治の段』で、今回の演武では大蛇の頭が1つですが、本来であれば複数の頭を操って見せるもののようです。

午前の部、午後の部に別れてそれぞれ奉納が行われ、いよいよたたらを壊して最後に入れた鉄を取り出し、

大きな塊は斧で割っ水に浸けて冷やした後、集まった人々の間で回して見学してから神前に奉納されました。

次回は実際に鉄を叩いて刀を作る工程に入ります。

さて、どんな風になっていくのか。

不慮の事故。

それで納得できるのか、と言われれば、内容如何ではありますが恐らく多くの無理なのではないでしょうか。

山梨県の国道でタイヤにチェーンを装着しようと路上で作業していた男性が、軽乗用車に撥ねられて死亡したそうです。

事故当時、センターラインも見えない程に雪が積もっており、男性は乗っていた中型トラックにチェーンを付ける為に道路横の路肩で作業していた所に、スリップした車が突っ込み、その後死亡したとの事です。

軽乗用車側もスタッドレスを装着していたようですが、それでもスリップしたようで、改めて雪道での危険性を垣間見る事故となっています。

死亡事故、になったように、それなりのスピードが出た状態でスリップして路肩に突っ込んでいったもの。

お互いに運が悪かった、と言えばそれまでですし、当事者やその家族知り合いでなければそれで済みますが、いざ自分や回りでそれが起きた時、轢かれた側にしろ轢いた側にしろ、何かしらを思わないかと言われれば、思ってしまうのは間違いないと思います。

考えてしまえば、轢かれた側もこんな所でやらなければ、轢いた側ももっとスピードを落とすなりチェーンを履いておけば、と原因となる部分から言える事はあります。

ただ、事故とは思ってもいなかった所で突然起こるもの、ですからどれだけ考えていても起きてしまうものです。

それでも。

無理にしろ、とは言いませんが、可能な限り事故を起こさない起きないように準備していく。

これが必要な事であるのは変わりません。

まだまだ雪が降る季節は終わりませんでの、皆様もお気を付けください。

それではよい一週間を。