棚から牡丹餅

思いがけない好運を得ること、労せずしてよいものを得ることのたとえ。

はい。

今更な言葉ですが、ある意味で今回思い掛けない出会いから得た最大の幸運のお話です。

人工物は嫌い、でも古い建物は好き。

そんな実に我が儘な趣向をしているブログ担当ですが、個人的に幾つか行ってみたい建物があります。

その内の1つ、旧遷喬尋常小学校(きゅう せんきょう じんじょう しょうがっこう)。

読みにくいし分かり難い名前ですが、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「火垂るの墓」など戦中などを舞台にした作品で何かと出てくる印象的な建物が有名な旧校舎。

生粋の岡山県民であるブログ担当も学生時代など岡山駅の地下通路の写真などで毎日の様に見ていた馴染みのある場所であり、全く知らない場所の1つです。

今回、たまたま醍醐桜を見に行き、そのまま北上して、佛土寺での出会いを経て、毎来寺に向かう途中で発見。

毎来寺での参拝を終えて即行でやってきました。

今回の桜要素。

綺麗ですが、やや遠い。

でもこれはこれで良い。

さて。

この日は何やらイベントの真っ最中だったようで、1階の歴史資料とレンタル学生服はそのままに、2階の空きスペースでは写真展、講堂では『旧遷喬尋常小学校講堂で尋常小学唱歌を歌う会』なるものが開催されていました。

せっかく来たのだから旧校舎らしい古くも懐かしさを覚える光景を堪能したかったんですが、置いてある写真はどれも綺麗な物でしたし、「あ、こういう写真を撮れる場所があるんだ」と気付きにもなりましたので、それはそれで良しです。

こちらから行けば最速でも1時間半以上掛かるので行くには非常に手間ですが、もう一度チャンスがあれば自然な情景を見たいと思う場所ではありますので、機会があれば作っていきたいです。

前回も話題に挙げた脱輪事故。

昨日の晩などで、その事故に関するニュースが報道され、その際に原因とされていたのが、

1.日本の道路は構造上左に傾いているので左側に自重が掛かりやすい

2.左旋回時に一番負荷が掛かるのは左後輪であり、小さな半径で回る分だけ捻じれる力が強く掛かる

という事でした。

ただ、それらが原因の一因である事は理解できますが、この件に限って言えば、恐らく原因はナットの締め忘れではないかと思われます。

この場合の締め忘れは、実際にナットを締めるのを忘れたのではなく、トルクレンチなどの工具で法律上規定されたトルク値で締めていない事で、エアーツールや電動ツールなど、ディーラーが使用している機械工具でやればオーバートルクになる事はあってもワザと軽めに締めない限りはトルク不足にはそうそうなりません。

結局何が原因なのか、といった所は実際に行われた作業が分からない以上、経験やセオリーを踏まえた仮想でしか物を語れませんが、最終的にはきちんとしたルールや規定を順守した上で、作業時に確認して、尚且つ異変にはいち早く気付けるかどうかになってきます。

時期で言えば、大抵の車が冬から夏へのタイヤ交換をして1ヶ月が経過する頃合い。

特に脱輪事故が発生しやすい時期になっていますので、道路を走行する際にはお気を付けください。

それではよい一週間を。