殿中でござる。

クリスマスイブとか関係なくなタイトルですが、そんな感じ。

ある一定の年齢を超えた方であれば聞き覚えがあるのではないかと思われる言葉です。

さて、何だったか?

ヒントはこの方々。

非業の死を遂げた主君の仇を討つ為に、集った同志47人。

本懐を遂げた後、各々壮絶な切腹で果てた後に義士や忠臣と言われ、歌舞伎を始め、人形浄瑠璃、講談、戯作などあらゆるジャンルで取り扱われて人気を博した物語。

現代日本に置いても一昔前には年末年始に放送される大型ドラマの定番であったもの。

はい、仮名手本忠臣蔵、赤穂義士伝でお馴染みの赤穂事件です。

タイトルである「殿中でござる」は事の発端である当時の赤穂城城主、浅野内匠頭こと赤穂浅野家の三代目である浅野長矩が江戸城本丸大廊下、有名な松の間にて自身を指南する立場である吉良上野介こと吉良義央に斬りかかった際に発せられた静止の言葉。

実際にそんな言葉を言われたのかどうかはさて置いて、ですが、現代で言えば国会議事堂の廊下で突然刃傷沙汰が起きる様なもので、「何やってんだッ!!」「ここ国会だぞッ!!」なんて言葉を思わず言ってしまうのも無理は無いかなと。

上の画像は忠臣蔵の主役で赤穂浪士の代表であり、赤穂藩の筆頭家老であった大石内蔵助こと大石良雄ほか義士47人をご祭神とする赤穂大石神社の山門前。

寺社ごとに灯篭であったり木々が並ぶ場所は多いですが、ご祭神を象った像をこうして並べる所もなかなか珍しいのではないでしょうか。

こちらの神社は場所で言えば赤穂城の敷地内にあり、また元々大石内蔵助の邸宅があった場所に建てられたものという事もあり、境内には大石良雄宅跡とその庭があります。

ただ、こちらは赤穂浪士たちを祀っているだけで、所縁の品々を収めた義士資料館はありますが当人たちのお墓はありません。

浅野内匠頭を始め、赤穂浪士やその家族たちのお墓があるのはこちら、曹洞衆「台雲山」花丘寺になります。

こちらの寺は赤穂浅野家の初代である浅野長直によって建立され、松の間にて起きた元禄赤穂事件の後に藩主の菩提寺となったお寺。

藩主、なので、浅野家が藩主から改易され一定の期間が開いて永井家(家康の父の代から仕え、伊賀越えの際には家康を助けた徳川家に縁深い家系)が入った後に森家(織田信長の小姓でお馴染み蘭丸こと森成利や蘭丸の兄であり鬼武蔵こと森長可の家系)の菩提寺とあって浅野家と義士のみならず、森家の墓や宝物殿にはそれぞれ所縁の品が納められています。

浅野家の菩提寺、ではあるんですが、赤穂浪士に縁深い寺のせいか忠臣蔵色が非常に強く、案内板もほぼほぼ忠臣蔵です。

赤穂そのものが赤穂浪士を市として推しているので、この他にも所縁の場所が結構あります。

来年早々には俳優の上川隆也主演で舞台版忠臣蔵をするそうですし、気になった方は来年に行ってみるのも良いのではないでしょうか。

スタッドレスの交換が進んでいる。

そんなニュースが今でも出ます。

北海道など、雪が降って当たり前の地域では恐らくほぼほぼ交換が済んでいるのでは?と思わなくも無いですが、需要が高過ぎる結果、後回しになって今ようやく、という方はいらっしゃるでしょうし余裕余裕と安気に構えたら慌てて今装着しようとしているなんて人もいるかもしれません。

いずれにせよ。

時期で言えば結構暖かいのが現状ですが、これからどうなるのかは分かりません。

岡山でも数年前の様に新年早々に雪となって大混乱が発生する可能性は否定できませんし、例年通り降らず積もらずのいつもの光景、もしくは雪関係なく、能登半島の様に大災害が起きてそれどころではなくなるかもしれません。

天気であればある程度天気予報を見ていれば予測はできますが、何が起きるか分からないのが世の中です。

年末を目前にして今更感は拭えないですが、それでもしっかりと準備はしていきましょう。

それではよいクリスマスを。