知らないとはこういう事か……。

先週の最後に矢掛に行くと言いましたが、雪も降らず、生憎の天気ではありましたが雨も無くで行ってきました。

矢掛本陣と脇本陣がある旧山陽道を見て回っただけですが、個人的な感想としては京都の一角をミニチュアにしたような場所、という印象です。

矢掛がかつての宿場町でそういった情景を色濃く残した町という事もあり、その場に入ってしまえば日本の昔ながらの風景の町並みを楽しめる所ですが、市や県を挙げて保全に取り組んでいる京都とは違い、スケールがどうしても小さい感は否めません。

比べるのも酷な話ではありますが、京都の場合は各宗教の総本山であったり、比較的大きな寺社仏閣、大小合わせてもかなり多くの仏教・神道が密集している地域と言う事もあって様々な面で保全しやすい地区でもあるので、そこと同じ様にするには全体的に規模が違いすぎます。

またこれに関しては美観地区以外の岡山の観光地あるあるかつ悪い所ですが、思っていたよりも観光する施設が密集していない、普通の生活スペースに観光施設やそれを目的にした場所が点在しているような状態に感じました。

とは言え、今回行動したのが先ほども述べた通り旧山陽道の400m一本道だけなので、脇道に入ったりもう少し奥に行ったわけではありません。

徒歩圏内には一乗山専教寺や多聞寺、車で北に1km半行けば大通寺、川を渡り3km程南に行けば洞松寺、洞松寺の近くには八つ墓村(2019)のロケ地にも使われた福武家住宅(旧本陣、大通寺も使用)があります。

八つ墓村のロケ地として特に有名な場所と言えば高梁市の広兼邸や満奇洞ですが、2019年版で言えば同じく高梁市の宇山洞、長船市の妙光寺があるようです。

横溝正史の金田一耕助シリーズと言えば定期的に新作を作られ、特に八つ墓村は人気作品という事もあり多くリメイクされています。

またそういった撮影が行われるかもしれません。そうなれば、盛り上がりを見せるのではないかなと思います。

※矢掛に行った時には2019年に八つ墓村をやっていた事自体全く忘れていましたし、矢掛でロケが行われていた事も今日初めて知りました。下の画像は実際にロケで使われた旧矢掛本陣石井家住宅の外観。知ってたらそのシーンの場所を撮って見比べたんですが……。

今週、来週は基本的に10℃を超えるかやや低いかの最高気温と、最低でも0℃を下回る事は無い気温が続くようです。

この点だけ見ると積雪の心配はなさそうですが、まだと言うか、やはりと言うか、全国的に見ると急な降雪などで慌ただしくなる地域もいくつかあるようです。

岡山、特に南部に限って言えば怖いのは雨が原因でのスリップです。

当たり前の話ですが、スタッドレスは雪や氷に対応する為に柔らかく、接地面に刻まれた溝が細かいものが多いので、溝の中に水分が入りやすく、細か過ぎて膜を張りやすい構造になっているので、疑似的に溝が無い状態になってスリップします。

アスファルトの排水が追い付かない状態だとなおスリップする率が増え、白線や鉄製品などのそもそもの表面がツルツルしている場所は特にそうなります。

もちろん、こういった現象は夏用冬用関係なく溝が減ったものでも起きますので、その点も考慮する必要があります。

月を見れば春の訪れを意識してもいい頃合いになっています。

新年度を何事も無く迎えましょう。

それではよい一週間を。