光明寺を後にして、何なら三石からも遠く離れてやってきました。

電車の旅、ではなく。

岡山で鉄道と言えばの、津山まなびの鉄道館、でもなく。

柵原ふれあい鉱山公園です。

所は美作と一文字違いの美咲町。

津山まなびの鉄道館に比べれば田舎も田舎のこじんまりとした場所ではありますが、だからこその良さと言いますか、静かでじっくりガッツリ見られる上にブログ担当にとって何よりも大事な「人間が写らない、映らない」シーンが撮り放題。

実際、自分を含めて数台車が止まってはいましたが、合わせて１０人居るか居ないか程度の人数で、気に入った画角に人が写ったとしてもちょっと我慢すれば捌ける状況です。

現代的な建物が少なく、ある程度の広さが確保されている事もあって映画やドラマのロケ地としても何度か使用されているようで、

瀬戸内が舞台だったので大々的に岡山でロケをしたと謳っていた阿部寛主演の『とんび』

こちらも岡山と所縁が深い、どころかズブズブな関係とも言える横溝ミステリーシリーズの『犬神家の一族』

同じく金田一耕助でロケ地が八塔寺や満奇洞などシリーズ屈指の岡山色を誇る『八つ墓村』

香港映画の監督が撮影し大阪を舞台に福山雅治がW主演でキャスティングされた『MANHUNT』

などが挙げられています。

より深く調べればもう少し出てくるかもしれませんが、そこまで深くは掘り下げません。

柵原は元々鉱山で栄えた地域であり、この鉱山公園内にはその歴史を伝える「鉱山資料館」が併設されているので気になる方はどうぞ。

また、毎月の第一日曜日には公園内にある鉄道の保守点検を兼ねて実際に乗って移動ができるイベントを開催しており、またその時には資料館が無料開放されるとの事なので合わせてどうぞ。

有料記事なので触りだけではあるんですが、岐阜県は白川村にある白川村議会が観光に関する意見書を可決した話があります。

内容としては複数、ですが、前述の通り触りだけで書かれているのはレンタカー事業者に対して行先などに応じスタッドレスの着用を義務付けにする事、また道路標識などを外国人観光客にも分かり易い形の物に変える事などです。

スタッドレスに関しては白川村の他にも高山、下呂、飛騨の３市議会でも同様の意見書を可決する見通しとなっており、今後に注目が集まる事案です。

前々から話題としては出ていたのでしょうが、今になって可決した背景は恐らく観光客の乗る車が死亡事故や迷惑行為が多発している件が絡んでいると思われます。

調べてみると、白川村周辺でレンタカーに寄る夏用タイヤを装着している事で起きるスタックでの渋滞、近隣住民の敷地内などに無断駐車するなど実害が出ているニュースもあり、全国各地で起きているインバウンドに置ける弊害がここでも猛威を振るっている様子。

遅いと言われればそれまでですが、白川村議会が行動に移さなければならない事態にまで発展しているのは事実なのでしょう。

スタッドレスに絡んだ話は勿論ですが、岡山で生活している状況で、こういったインバウンドに絡んだ悪影響は聞きません。

とは言え、浅川商会がある地域そのものがインバウンドを呼び込む何かがある訳では無く、周辺でも今の所外国人観光客が目を付けるような何かがある話も聞かないのが現状です。

それが良いのか悪いのかはそれぞれの立場の話ですから無視するとして、事故など被害が出ない事を願うばかりです。

それではよい一週間を。