安物買いの銭失いという言葉がありますが、近年ではそう当て嵌まる事例を聞く事がありません。
あくまで自分自身は、という前提の話ではありますが、実感としてそういった体験をする事がないのが原因だと思われます。
しかし、何だかんだ言って特に大きな金銭が動くような物の売買に限って言えば、嫌でも聞く話であるのは事実です。
例えば、大型トラック。
日本でも大手三社や海外メーカーの車を見掛けますが、安い物だと五年以内に電気系、エンジン、足回りといった部分が必ず壊れてそこから連続して修理が必要になる場合が多発しています。人曰く、重要な箇所に安い部品や耐久性が必要な箇所にプラスチック製品を使っていたりが壊れやすい原因なのだそうです。結局、他メーカーと比べて数百万円安く買ったものの、修理に掛かる代金や修理中に発生した損失などを加味すると同程度の金額がマイナスになる場合もあります。
タイヤの話で言えば、海外メーカーのタイヤを見る機会が増え、国内メーカーと比べれば一本あたり3万以上の節約ができている一方で、国内メーカーと比べればやはり耐久力に難があったりします。また、海外メーカーの製品は万が一の保証をされない事が多く、装着してすぐにバーストした場合でも費用が自己負担になってしまいます。昔に比べ改善はされてきていますが、まだまだ品質と安全性という面では国内メーカーに勝るものはありません。
ホイールのメッキ加工に関しても下の画像の様に、海外メーカーの粗が目立つ場合があります。
安い物には安い物の、高い物には高い物のそれぞれ理由があります。
その時の手持ちや考えによってどういった物を買うかは変わってくると思いますが、情報を集めて判断するのが、後悔をしない事に繋がると思います。
何かお悩みがあれば相談してください。
それでは良い一週間を。