タイヤの季節小話。 空気圧編

最近はまだまだ寒い朝と夜が続いています。体調は如何でしょうか?

この時期と言えば、言わずもがなタイヤ交換の季節です。

去年に新品のスタッドレスを買った、まだ二年選手なので使える、はたまたもう溝が無くなっているのでこれを機に変えたいという方がほとんどで、中にはスタッドレスとしては使えないものの、タイヤとしてはまだ寿命があるので履き潰しにしようと考えて今回は交換を見送っている方もいるかもしれません。

そんな全てのユーザーに当てはまる事柄として、空気圧の話があります。

実はこの空気圧、今の時期、正確に言えば春や秋など昼夜の寒暖差が激しい時期などは減りやすいという事です。

まず大前提として、タイヤの空気というのは頻繁に乗っていようが何ヶ月も乗っていない状態であろうが減ります。

しかし、自然に空気が抜けて空気圧が下がるのとは別に、寒暖差で空気が減るのもまた事実。

空気以外のものにも当てはまる話ですが、タイヤ内の空気は暑ければ膨張し、寒ければ収縮して、空気圧点検の際にそれが表示されます。現在ネット上にはそういったものを計算できるサイトもあるので、一度計算してみるのもいいかもしれません。

自分でも試してみましたが、今日の予想最高気温20℃でこの時点での空気圧が2.5だとした場合、予想最低気温5℃の際には空気圧が2.3に減っていました。

あくまで個人の体感にはなりますが、これは約3~4ヶ月倉庫などで保管しているホイール付きタイヤの空気圧とほぼ同じです。本来、3ヶ月放置している状態のものと同じ空気圧になっている。これは結構重要な事です。

空気圧は、高ければ良いというものではなく、勿論低くて良いものでもありません。

むしろ、低い程ドライバーに不利益を与えるものです。どういった不利益があるのかはまた来週のお話で。

それでは良い一週間を。