貴族の憩い場

壬生寺を後にして、次に向かったのは、と言うよりも偶々前を通ったのがこちら。

神泉苑。

東寺真言宗に属し総本山は教王護国寺、詰まる所の東寺です。

歴史書にも記される場所で、現代でも桜の名所ではありますが、嘗ては南北で500m、東西240mという規模の大池であり、天皇や廷臣が船を浮かべていたとか。

また禁苑、端的に言えば庶民が決して足を踏み入れてはいけないとされていた此処では弘法大師空海が雨乞いを行った事でも知られていて、天竺の無熱池に居る善女龍王を勧請した場所として「善女竜王社」が建てられています。

最盛期に比べれば比べるまでもない、とは言えそれでも現代基準で考えればかなり大きな池ですので、当然池の中には鯉が居り、餌をやる事も可能。

この日は1日を通して結構雨が降っていたので居ませんでしたが晴れた日にはその餌を狙って鳩が襲来するそうです。

また、境内にはアヒルが2羽居ました。

こちらのアヒルは飼っている、と言うよりは住んでいるが正しいそうで、神泉苑のホームページには「アヒルの部屋」と題したコーナーもあります。

21年には家族揃って境内に出て渋滞を引き起こしたそう。

撮影当時は足を怪我しているらしく、その旨を書いた注意書きの立て札があり、大切にされているのが伺えます。

人懐っこい訳では無いですが、人にはだいぶ慣れているようで結構な距離に近付いても飛んで逃げる様な事はなく、ある程度節度を持って接すれば良い写真も撮れるのではないでしょうか。

タイヤに絡んだニュースで北海道がどんどん不名誉な印象を持たれていく。

そんな気がしてならない話です。

北海道県内でまた脱輪事故が発生し、所有者が自分で脱着作業をしているものだったニュースがありますが、もうこれに関しては道民性、自分で取り外しするのが当たり前な事情があると割り切ります。

それとは別に同じく北海道道内、中富良野町と上富良野町の共同住宅敷地内でタイヤを盗んだとして逮捕された20~30代の男女3人がいるそうですが、どうもレンタカーを借りて道内で複数件、本人曰く200件もの窃盗を働いていたそうです。

この事件に関しては北海道がどうのと言うよりも個人の環境であったり、本人の気質、性格、価値観の問題なのでまた別の話ではありますが、ブログ更新の際にタイヤの話題を見ると北海道という地名に遭遇する事が余りにも多過ぎてつい「またお前か」と言ってしまいます。

個人でもネットで気軽に中古品の販売、転売ができるようになった、或いはもう何年も続く不景気せいか、こういう盗難事件が増えています。

浅川商会周辺では今の所こういった被害が増えている傾向にはありませんが、嫌な話で大抵周期があり、今年は無くとも来年に、そうでなくても何年か後には恐らく起きると思われます。

最低限の備え、できれば可能な限りの備えはしておいた方が良いかもしれません。

嫌な世の中です。

それではよい一週間を。