転ばぬ先の杖

気が付けば10月。

日本各地で被害を出したせいもあってそれなりの期間話題に上がっていたにも関わらず、9月の二週以降いつの間にか話題そのものが立ち消えた台風。

ずっと先だと思っていたけどもうすぐ始まるインボイス制度。

まだまだ先ではあるけれど準備はもう既に始まっているクリスマス商戦、正月商戦。

その他さまざまな何かが足早にやって来ては過ぎ去って行きます。

年末が近付くに連れてタイヤ業界も賑わいを見せる訳ですが、今年は暖冬との予測もあり、少なからず緩やかなものになるのではないかとも思えます。

ただ、暖冬とは言え北陸や東北などの北かつ雪が降る事が当たり前の地域に行く場合は必然的にスタッドレスが必要になります。

皆様ご存じの通り、近年は特に雪道を夏用タイヤで走行してスリップ事故や衝突事故を起こす車や事案が多く発生して特に「スタッドレスを装着していない車に罰金が科せられる」話がこのシーズンになると取り沙汰されます。

今年1月にも大雪が降った京都市の北側、松ヶ崎と国際会館を繋ぐ狐坂で夏用タイヤを装着していた軽自動車がスリップし通行止めになった事件など、油断していたところに来た突然の積雪に対応できなかったパターンが多く見受けられます。

当然、弊社に来店されるお客様の中にも「雪が降らない地域への移動なので今年は要らないだろう」と言っていた矢先に大雪が降って急遽スタッドレスを嵌める、或いは念の為に用意していたタイヤチェーンを装着せざるを得ない状況に陥った話を聞いています。

今年度はどうなるのか、は一概に言えるものでもありませんが、万が一の備えは怠らないようにしておくのが無難であるのは確かです。

安心安全でいきましょう。

それではよい一週間を。