そこの棚田、死体が浮いてたんだぜ

楽しかった、かどうかは人それぞれとして。

長いようで大変短い大型連休を終え、さぁ仕事をしようかという最初のタイミングで物騒なタイトルから始まる今回です。

前回のブログで違和感を覚えた方はいらっしゃいますか?

前回、備中鐘乳穴についての記事を書いて、その中で幾つかの鍾乳洞の名前を出しました。

ただ、一ヶ所だけ、特に有名な場所の名前を敢えて書かずに話題を進めていたのです。

その場所こそ、

そう満奇洞。

岡山と言えば、の観光名所で必ず出てくる名前の1つ。

そして、岡山県民及び、推理小説を嗜む方なら必ず知っている作品の映像化に際しては必ず使われるロケ地です。

云わずと知れた横溝正史の人気推理小説シリーズ「金田一耕助」の1つ「八つ墓村」で登場する場所ですね。

同じ鍾乳洞で撮影に使われているのは、同じく新見の宇山洞、鹿児島県知名町にある昇竜洞があります。

岡山の鍾乳洞と言えば満奇洞と井倉洞、井倉洞か満奇洞というくらいにはセットの感が強い井倉洞ですが、意外な事に金田一耕助のロケには使われていないようです。

それこそこの2つが当たり前にセットで話題にするし上がるので、こうやって改めて見てみるまで井倉洞がロケ地だと思っていました。

もう数年間「八つ墓村」の映像作品を観ていないので詳しい場所とシーンは全く覚えていないですが、調べて見る限りでロケで使われたのは、

棚田とも呼ばれる「千枚田」。おばあちゃんの死体が浮いていたシーン。

最奥の洞内湖に掛かる竜宮橋。登場タイミング不明。

この二ヶ所のようです。実際にどのように使われたのかは、数ある八つ墓村を実際に観てみてください。

全部きちんと観た訳ではありませんが、個人的に『男はつらいよ』シリーズでお馴染みの寅さんこと渥美清版は、ミステリーでありながら結構なホラーテイストの作品になっているので子供の頃に観るとトラウマになります。

備中鐘乳穴に比べて高さが無く、狭い所も多く、常に水が滴り流れ落ちている環境なので全体的に陰鬱とした雰囲気が漂う満奇洞。

ここであの金田一耕助シリーズが撮影された、というのも何となく納得ができます。

ただ、あくまで個人的にですが、備中鐘乳洞も含めてこういった暗く湿った坑道の様な場所にいるとついつい「あ、そこのライトが当たっていない穴の中から何か出てきそう」なんて事を考えてしまいます。

具体的には巨大なヤゴとか。分かる人には伝わるネタですね。

入る前は雨こそ止んでいたものの、まだまだ雲が掛かっていた空も、出る頃には晴れやかな空に。また、駐車場側の桜も見頃になっていたので、中の雰囲気も相まって非常に開放的な気分になりました。

因みに、ブログ担当はこの満奇洞の事をこの歳になるまで「まんきどう」と呼んでいました。

正しくは「まきどう」だそうです。

どう見ても満の読みは「まん」でしょ、と思いますし、うちの母の世代では「まんきどう」という呼び方だったそうです。

もう何が何やら。

連休の間、テレビらしいテレビを見ず、ニュースらしいニュースに触れず伸び伸び生活を送っていたのですっかり世間から遠ざかった、そんな感想を抱くニュースが幾つかあります。

とは言え、ここで触れるのはタイヤのニュースくらいなものなので何かというものはありませんが、休み期間中も脱輪事故が起きたようです。

詳しい話は抜きにしても、原因はナットの締めが甘かったのでは?と言った具合。

この時期は多いですね、程度の話になっていましたが、それで済ませて良いものかと関係業界の人間はついつい思ってしまいます。

やってしまったものは致し方ないのはそうなのですが、そこからどうするのか、が今の日本には必要な気がします。

恐らくその解決策が提示されるのはもっと先のお話になってしまうでしょうが、行政にしかできない事はしっかりして欲しいものです。

それではよい一週間を。