最近では特に韓国の現代(ヒョンデ、日本で通りが良いのはヒュンダイ)自動車のEVのCMが放映されています。
ヨーロッパ圏を中心に環境に優しい自動車という事で様々な企業が力を入れているEVですが、先日SNSでタイヤ交換のペースがガソリン車の倍早いという記事が話題になっています。
簡単に言えば、車体重量そのものがガソリン車に比べて重い為にタイヤに掛かる荷重が大きく、当然タイヤの減りも早くなる、というものです。
前々から日本の環境でもそうですが、特に北欧などの寒冷地ではバッテリーの持ちが悪く、充電時間が長い上にステーション数が需要に追い付いていない、メーカーによっては走行中に何の前触れもなく突然発火、または事故を起こしてバッテリーに衝撃や負荷が掛かった事で勢いよく発火する、電気が切れてドアが開かず(そういった場合の開閉スイッチは装備)やむを得ず窓ガラスを割って脱出したなどのデメリットが散見されるEV。
環境に優しい、とは言え電気を作るのも現状効率が良くて尚且つエコであると胸を張って言える手段は皆無であり、ソーラー発電なども設置するのに環境を壊し、ソーラーパネル自体の素材が環境に悪く廃棄に付いても処分に困る状態。
また中古車市場もあるにはありますが、エンジンが劣化しても走行距離が変わらないガソリン車と違い、劣化すればするだけ走行距離が短くなるだけのEVでは市場そのものが育ちません。
EVシフトを強く押していたヨーロッパ圏ですら電気価格の高騰などを受けてガソリン車への規制を緩和する方へ舵を切ったとのニュースもあります。また、補助金などを活用して国を挙げて推進していた場所でも補助金が無くなるとEVが売れなくなったなど、良い話よりも悪い話の方がイメージとしては付いて回っている、そんな気がします。
▽EV
急速充電で満充電に約30分、走行距離は最長で約180キロ、充電ステーションなどの施設は少ないものの自宅に設備を設ければいつでも充電可能。充電費用は自宅充電で最小数百円~2000円。使用していない時間も自然放電で電気は減る。
▽ガソリン車
給油には約5分、走行距離は最長で約400キロ前後、ガソリンスタンドは多いものの値段や品質はピンキリで遠出や急ぐ際は事前の給油が必要。給油費用は最低でも数千円。漏れが発生しない限りはガソリンは減らない。
上記二つの比較の他にも詳しい方に聞けばより多くの比較情報が出てきます。
ブログ担当はガソリン車にしろハイブリット車にしろEV車にしろ、どれが優れているからどれをお勧めする、といった事はしません。
現状、EV車の欠点が多いのは事実でしょうし、逆にガソリン車の持つ様々な面でのデメリットも事実です。特にEVに関しては今現在が黎明期である以上、良くも悪くも目に付く点が多いのは当たり前の話だと思っています。
最初に話したタイヤ交換の件だけで見ると、仮にそれが事実であるならばEV所有者にとっては結構な痛手である事に間違いないでしょう。
使い方次第とは言え、タイヤも安い物は値段相応の性能ではあるので、元々減りが早い物などは重量が掛かればより早く表面が削れますし、値段の高い物はその値段そのものがネックになります。
最終的には自分の考えとお財布との相談で決定する話になっていきます。
それではよい一週間を。