時々来る親戚のような

祖父母の親戚、両親の兄弟、その他友人知人。

頻繁に会う訳ではないけれど、何かしらのタイミングで会いに来る、そんな関係。

恐らく誰にでも覚えがあるであろう自分には直接関係性が無いけれど、何だかんだで間接的な接点を通して関係性が出来上がっている、そういったものです。

弊社で言えば、こちらに直接送ってくる訳では無いけれど、タイヤメーカーやお客様を通して配布される国交省からの通達や注意喚起のビラなどがそれです。

数年前の親子二人が亡くなったスペアタイヤ落下に寄る高速道路での死亡事故。

こちらも数年前のダンプから左後ろタイヤ二本が脱輪して歩行者に直撃し大怪我を負った事故。

ここ何年かで特に話題になり、法律の改正や取り締まり強化に繋がった事件です。

脱輪しないように、落下しないようにするのは『整備』を行う業界としては当たり前の話であり、起きないし起こさない事が第一です。

しかし、年に何度かはナットの緩みが起こり、数年に一度はこうして話題に上がる形の出来事が起こる。それも事実です。

上記二つの事案に関連した話題は、もう何十年も前から何度も起きている話であり、それによって引き起こされた事故、事件は数え切れないほど起こっています。

センセーショナルな言い方をしてしまえば『こうして話題に上がるのがおかしい程度には当たり前の事故』であり、『少なからずそういった認識が出来上がってしまっているのがおかしいレベルで放置されていた事件』です。

もちろん、これまでもこういった事案に対しての規制や取り締まりなどは行われていましたが、整備を行った『後の結果』は実際に起こってからでないと誰にも判断はできません。

ただ、言い訳がましい言い方にはなりますが、一概に整備する側だけの問題とも言えず、様々な事情で整備を怠り、日々の点検を怠った結果が傷害・死亡事故に繋がるケースも多くあります。

幾ら整備した側が整備したものに対しての責任を負うとは言え、自分が整備してから丸1年以上、3ヶ月点検などの最低限の義務を怠った、日々の確認をしてすらいない等の状況になるといくら「責任を取れ」と言われても困ってしまいます。

整備不良は間違いなく人災です。

整備した側も整備された側も、どちらかの怠慢で悲惨な事故が起こってしまいます。

そうならない為に我々は日々の積み重ねを続けています。

今回の話は大型の脱輪ですが、普通車でもこういった事故は十分に起こり得る話です。

パンクなどに比べればはるかに少ない事案ですが、明日のわが身と思っていただいた方が良い話ではあります。

どんな乗り物にせよ、日々の点検をしていただければ幸いです。

それではよい一週間を。