知らない土地で厄払い

今週続けて話題にしている美作市にある長福寺の「十三まいり」のお話、今日が最後です。

護摩供を行う前に、住職が「やります。させていただきます」と言った具合の事を神様にお伝え。

前回の最後に出した火を持った方が櫓に火を入れて護摩供が開始されます。

正確な順序が分からないので何とも言えませんが、竹に火を点ける段階で舞台では既に事前に集められた一般参加者の護摩木が投げられています。

記憶が定かではないですが、由加神社の時も火が入る前に幾らか護摩木が投げられていたような気がします。

恐らく他の護摩供でも見られる、護摩木の数が多いので途中から他の人がお手伝いしていく光景。

毎度比べて申し訳ないですが、由加神社では机に山積みにされていたのと、1本1本入れる前にお祈りをしていた関係上護摩木を全て投げ入れるのに10分以上掛かっていました。流石に時間が掛かるので途中から10数本まとめて投げ入れていましたが、それでも結構掛かってます。

そういった意味でこちらはすんなり護摩供が終了。

撮っている最中は撮影に夢中ではあるものの、待っている身としては比較的早く事が運んだ方が何かと良いとも思います。

そんな護摩供と櫓を崩しての準備を経て、いよいよ火渡り。

一般参加をする前にお祈りと住職を始めとした修験者が先行して火を渡っていき、参拝客の番に。

火渡りの際には渡る前と後で簡単な祝詞を上げていただくので、そこら辺の手順というか常識が分かるのと分からないのとでは少しだけペースが変わります。

因みに、ブログ担当は分からない組なので、渡った後で少し住職さんの手が止まりました。恐らく、拝む形でずっと頭を下げていたからではないかと思います。

火渡りと言えば、燃え盛る炎の中を歩く、といったイメージで実際に由加神社の際には膝上くらいまで炎が上がっている状態で修験者が走り抜けていく光景が見られました。

様子としては→ 季節外れの熱気と厄払いを – タイヤ交換・修理の浅川商会 の一番最初に出ている画像のような感じです。

ブログ担当が実際に渡る際には流石に中心の火は消えていて、上の画像の様に仄かに暖かさを感じる炭の上を歩いていく状況。写ってはいませんが、横にはちゃんとまだ火の点いた木があります。

では、長福寺はと言うと、

まだ燃える炭に挟まれた道を進む、と言った具合です。

それでも順番待ちの列ですら多かった由加神社の時の様に下火になってきている状態と比べれば結構火が立っており、いざ渡ろうとする段で愚図る子もいました。

一般参加の火渡りが無事が終わり、解散の挨拶とこちらも事前に集めていた古い札や人形などをお焚き上げする旨を報告して解散。

約6時間の滞在を経て帰路に着きました。

「何やらアウェーな感がする」と勝手に感じるイベントではありましたが、それなりに楽しめたので感想としては良かった、と言えるものでした。

一度お邪魔しているので、この祭事に参加する事はもうないでしょうが、次は紅葉、もしくは雪が降っている時に風景を撮りに訪れるのも良いかなと思います。

それではよい一週間を。